ドイツと言えばビール!日本でもオクトーバーフェストが各地で行われ、ドイツビールに触れる機会も増えました。ドイツ旅行を計画されている方の中には、ドイツビールを楽しみにしている方も多いのでは。
今回は、南ドイツ旅行で出会ったビールについて綴っていきます。
2週間ほどの旅程で、ビールを飲む機会がチラホラ。どのビールも美味しくて忘れられません。ドイツ旅行中に出会ったシーンごとに、ビールの紹介をしていきます。味について詳しいレビューはありませんが、南ドイツにどんなビールがあるのか?美味しく飲めたお店の紹介もありますので、旅先の候補として、この記事が参考になれば幸いです。
そんな方に。日本で買えるものはリンクも張っています。ドイツ旅行のご予定がなくても、ビール好きな方もぜひ読んでみてください。
ではスタート!
ドイツ旅行で出会ったビールリスト
ドイツ人が集うお庭で飲んだビール
ドイツ人のおじさんが主催している集いに参加させてもらいました。集合場所はお庭。20人ほどが食事しつつビールを飲み顔を赤らめつつ語らっている状況。
小部屋に連れられるとそこには、可愛らしい樽が!ロゴがほっこり可愛らしいデザイン。
こちらは、バイエルン州ミュンヘン南部にある町「Aying(アイング)」にある「Getränkemarkt Brauerei Aying(アインガー醸造所)」のものでした。
▷ Getränkemarkt Brauerei Aying ◁
85653 Aying, ドイツ
ジョッキへの注ぎ方をレクチャーされながらビールを注いだのはいい思い出です。知らぬ間にビール注ぎ役になっていました。
Ayinger(アインガー)ビールを注いだビールジョッキ。このロゴは、バイエルン州ミュンヘンから南に約80km離れた街「Kaufbeuren(カウフボイレン)」の、700年以上の古い歴史を持つ醸造所「Aktienbrauerei Kaufbeuren(アクティエンブラウエライ カウフボイレン)」のもの。
▷ Aktienbrauerei Kaufbeuren ◁
Hohe Buchleuthe 3, 87600 Kaufbeuren, ドイツ
▷ Aktienbrauerei Kaufbeuren(アクティエンブラウエライ カウフボイレン)ウェブサイト
どちらも南ドイツに親しまれているビールなんだなと肌身をもって感じました。
ハールブルク城近くの屋外レストランで飲んだビール
南ドイツでは最も古いお城といわれる「ハールブルク城」に行く途中で入ったレストラン。そこで出会ったのは、可愛い白熊が目印の「Huber Weisses(フーバー・ヴァイセス)」。バイエルン州ミュンヘンから北へ約30km離れた街「Freising(フライジング)」という街の醸造所「Hofbrauhaus Freising(フライジング醸造所)」のもの。
▷ Hofbrauhaus Freising ◁
Mainburger Str. 26, 85356 Freising, ドイツ
「Freising(フライジング)」は、世界最古のビール醸造所(ヴァイエンシュテファン・バイエルン州立醸造所)があるとしても有名な街らしい。ビール好きなら行ってみたい街ですね。
ホーエンツォレルン城内の屋外レストランで飲んだビール
ドイツ三大名城といわれる「Hohenzollern Castle(ホーエンツォレルン城)」へ。山頂にそびえるお城はとても美しいお城でした。
その城内にあるレストラン。屋外の日差しを浴びつつ飲んだビールは、「PREUßENS(プロイセン)」。
プロイセン王とドイツ皇帝の祖先の居城である「ホーエンツォレルン城」の、ホーエンツォレルン家の伝統の醸造技術を受け継いだビールが「Preußens Pilsener(プロセインピルスナー)」。まさかこのお城と関係していたビールを飲んでるとは、このとき気付きませんでした。
▷ Preußens Pilsener(プロセインピルスナー)ウェブサイト
▷ Hohenzollern Castle ◁
72379 Burg Hohenzollern, ドイツ
「Hohenzollern Castle(ホーエンツォレルン城)」は、ドイツの三代名城とも言われているくらい美しいお城。目指していく価値がありました。
醸造所つきのレストランで飲んだビール
ミュンヘンの西約90kmにある「Memmingen(メミンゲン)」の街を観光していた時に入ったレストラン「Joesepp’s Brauhaus(ジョーゼップ・ブラウハウス)」。ここでは自家製ビールを味わうことが出来ます。
ここで飲んだビールの味は忘れられません。ビールの味に詳しくなくとも、まずホップの新鮮さを感じられ、3種の飲み比べではどれも個性際立ったビールで美味しくて幸せTIME。店内も洒落ていてテンション上がります。
この、木のプレートにのったビールグラスが可愛く、店員さんに販売してるかを確認。「購入できるよ!」ということで日本に持ち帰りました。お家のビールタイム楽しませてもらっています。メミンゲンは観光地としては有名ではないですが、この店に来るだけでも価値があるくらいとても印象に残りました。
▷ Joesepp’s Brauhaus ◁
Schweizerberg 17, 87700 Memmingen, ドイツ
▷Joesepp’s Brauhaus(ジョーゼップ・ブラウハウス)ウェブサイト
家庭的なレストランで飲んだビール
ある街中にある家庭的なレストランに入って飲んだのが「Memminger(メンミンガ)」のビール。バイエルン州ミュンヘンから西約90km離れた街「Memmingen(メミンゲン)」という街の醸造所「memminger brauerei(メミンガー醸造所)」のもの( 一つ前の、醸造所つきレストランと同じ街 )。
▷ memminger brauerei ◁
Dr.Karl Lenz Str. 68, 87700 Memmingen, ドイツ
▷ memminger brauerei(メミンガー醸造所)ウェブサイト
さっぱりして飲みやすい。ドイツはどの店もビールの量がたっぷり!
ミュンヘンのレストランで飲んだビール
ミュンヘン観光中に入ったレストランで飲んだのが、「Hacker pschorr(ハッカー プショール)」のDunkel( ドゥンケル)!黒ビール。ミュンヘンにある「Hacker Pschorr Brauhaus(ハッカー プショール醸造所)」のもの。
▷ Hacker Pschorr Brauhaus ◁
Ohlmüllerstraße 42, 81541 München, ドイツ
▷ Hacker Pschorr(ハッカー プショール)ウェブサイト
オクトーバーフェストでビールを提供できるのはミュンヘンの 6 つの醸造所のみ、ハッカー・プショール醸造所はそのうちの1つで、ミュンヘンを代表する醸造所だそうです。
ちなみにこの日訪れたレストランは、「Hacker Pschorr(ハッカー・プショール)」のレストランで、Hacker Pschorr Brauhaus(ハッカー プショール醸造所)から徒歩で20分ほど歩いたところにあります。バイエルン料理を楽しみつつ美味しいビールを飲むことが出来ました。
▷ Der Pschorr ◁
Viktualienmarkt 15, 80331 München,ドイツ
酒屋で出会ったビール
お土産用に、酒屋のビールコーナーで出会ったビール達。この中でもドイツ在住の方に美味しいと教えてもらったビールを2つご紹介します。
1つめのオススメは、写真左下にある緑缶「Radler(ラドラー)」という、ビールに等量のレモネードやサイダーなどを加えた飲料です。「ビールばっかり飲むのもなぁ。」という気分にピッタリな美味しさらしく、この緑缶のラドラーは先ほどにも書いた「Hacker Pschorr(ハッカー・プショール)」のもの。
2つめのオススメは、右下にあるベージュカラーの缶「Franziskaner(フランツィスカーナー)」の 「Hefe Weißbier(へーフェ ヴァイスビア)」です 。ミュンヘンの代表的な小麦ビールでまろやかな味がとても美味しいとのこと。コチラは、ミュンヘンにある醸造所「Spaten Franziskaner Brauhaus( シュパーテン フランツィスカーナー ブロイ )」のもの。
▷ Spaten Franziskaner Brauhaus ◁
Marsstraße 46-48, 80335 München, ドイツ
▷Spaten Franziskaner Brauhaus( シュパーテン フランツィスカーナー ブロイ )ウェブサイト
この醸造所は予約制のツアーもあり、ミュンヘンに行く機会があれば見学してみたくなりました。この醸造所も、オクトーバーフェストでビールを提供できるミュンヘン6つの醸造所のうちの1つです。
Franziskaner(フランツィスカーナー)のビールは、日本でも入手可能(嬉しい!)◎。家にいながらでも、ミュンヘンの代表的な小麦ビールを味わうことができます。
▼海外ビール購入オススメショップ
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ミュンヘン空港のラウンジで飲んだビール
ミュンヘン空港のビジネスクラスのラウンジで飲んだビールは、「SPATEN(シュパーテン)」のビール。先ほどのFranziskaner(フランツィスカーナー)と同じ、ミュンヘンにある醸造所「Spaten Franziskaner Brauhaus( シュパーテン フランツィスカーナー ブロイ )」のもの。元祖ラガービールと呼ばれています。
このビールがなければ日本の、アサヒビールや麒麟ビールなどのラガービールも存在しなかったかもしれない……。ラウンジで飲んだ時はそんな背景を知らずに飲んでいたので、もう一度じっくり飲み直したくなりました。
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まとめ
今回は、「南ドイツ旅行で出会った絶品ビールリスト10選【おすすめレストラン・醸造所も!】」について綴っていきました。飲んだビールを辿っていくと、ドイツの歴史に触れ、醸造所にも訪ねたくなりました。いかにビールが、ドイツに根ざした飲料かがよく分かりました。
記事で取り上げたビールの中で唯一お家で飲める「Franziskaner(フランツィスカーナー)のビール」。苦味が苦手な方にも、酵母の濁りとクリーミーさが美味しい、飲みごたえあるドイツの名品ビールなのでぜひ試してみてください。
実際にドイツの地に足を踏み入れ気づいたことは、ビールの味もさながらドイツのカラッとした空気、その環境下で飲むこともビールの美味しさをさらに引き立てているということ。現地で飲むビールは格別でした◎
この記事が南ドイツに行くご予定がある方の参考になれば幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました。
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