「洋裁や手芸好き」。の方がもし海外旅行に行ったら、観光地だけでなく訪れたいのが手芸店ではないでしょうか?
今回は南ドイツ・バイエルン州の都市メミンゲン(Memmingen)にあるデパート「GALERIA」の手芸コーナーと、服作り好きが集う生地屋「Schwenger Stoffe seit 1955」 に行ってきました。→【アウグスブルク編もあります】
中世の趣を残した街並みも素晴らしいメミンゲンで、ドイツの手芸用品や服作りが楽しくなる、素敵な布生地と出会ってきました。
そんな方におすすめの記事です。
それではスタート!
メミンゲンってどんな街?
南ドイツ・バイエルン州の中心地ミュンヘンから電車で約1時間程にある「メミンゲン(Memmingen)」。バイエルン州を構成する7つの行政管区(州の下位の県にあたる)、シュヴァーベン県に属する都市です。
ドイツの古い城壁や石造りの道が続き、中世の面影を肌身で感じることが出来ます。それもそのはずで、メミンゲンの街並みは、南ドイツで最も保存状態の良い都市と言われているそうです。
メンミンゲンの歴史を知ることが出来る「Antoniter- and Strigel Museum」 博物館へ。思いの外見応えがあり、貴重な当時の硬貨や衣類や生活用品を見ることができ、ドイツの歴史好きの方(でなくても!)楽しめる&重みも感じられる展示内容でした。
▷ Antoniter- and Strigel Museum ◁
Martin-Luther-Platz 1, 87700 Memmingen, ドイツ
▷Antoniter- and Strigel Museum ( 公式サイト)
街としては、大きすぎず日本観光客もほとんどいない静かな街でしたが、デパートやショッピングモールもあり、お買い物も楽しめます。
ゆったり観光するのにちょうどいい街でした。そんな街「メミンゲン(Memmingen)」で、まずはデパート「GALERIA」の手芸用品コーナーに寄ってみました。
デパート「GALERIA」の手芸コーナーへ
ドイツのデパート「GALERIA(ガレリア)」へ。
▷ GALERIA ◁
Königsgraben 3, 87700 Memmingen, ドイツ
デパートといえど、店員さんはレジにいるくらいで接客は特になく、スムーズに商品を見放題。お客さんも少ないので、ドイツのちょっと良いおみやげを買うのに購入しやすい環境だなと思いつつ、お店をぐるぐる。
手芸洋品コーナーを発見しました。
手芸コーナーにいってみるとまず目に飛び込んできたのは、キレイな色味の毛糸。くすみカラーや鮮やかな色など、オシャレな色の毛糸がたくさん。この毛糸は、ドイツの老舗メーカー「schachenmayr(シャッヘンマイヤー)」のもの。編み物は得意ではないけれど、チャレンジしてみたくなるオシャレカラーが豊富。
▽schachenmayr(シャッヘンマイヤー)社の毛糸
裁縫グッズもチェック。可愛い定規は、ドイツの手芸用品メーカー「Prym(プリム)」のものです。
▽日本でも購入できました
ズラーッと「Prym(プリム)」の手芸用品が並びます。
ブレスレット型のピンクッション。ビビットな紫が日本にはないカラー展開ですね。
布のセールもやってました。この鮮やかさと、柄の豊富さ!布の質感も様々で、さすがヨーロッパ。今写真を眺めていて、とりあえず買っておけばよかったと後悔中。
デパート「GALERIA」での手芸用品エリアを覗いてから、次は生地屋さん「Schwenger Stoffe seit 1955」へ移動です。
▼ビビットカラーな手芸用品が豊富な「Prym(プリム)」
▼ネコ型の可愛いマグネットも
生地屋さん「Schwenger Stoffe seit 1955」へ
素敵なショーウィンドウが目に飛び込んできました。店に入る前から心躍ります。生地屋さん「Schwenger Stoffe seit 1955」に到着です。
▷ Schwenger Stoffe seit 1955◁
Roßmarkt 1, 87700 Memmingen, ドイツ
▷Schwenger Stoffe seit 1955 ( 公式サイト)
店内に並ぶ布の豊富さ、
シルク、ジャカード、サテン、レースなどのファッショナブルで高級な服生地が揃っています。
整然と並べられた布たち。手入れの行き届いた空間で心地よいです。
ところどころに、ファッション誌の1ページが置かれていました。生地から服の完成図が思い描けるようになっているのも、素敵。
「あれ作ろうかな?」なんて想像をかきたててくれる、壁面の何気なくランダムに貼られたスクラップ。派手な空間ではないけれど服作りに対する愛を感じさせてくれます。
鮮やかな色の大柄グラフィックが、とっても素敵。
ドイツ発祥のファッション+洋裁雑誌「burda(ブルダ)」も並んでいます。
トルソーの服もドレッシーで華やかです。優しく笑顔で応対してくれた店員さん。相談して生地を買えたら楽しいだろうなぁ(洋裁好きの同行人を通じて軽くコミュニケーションは出来ました)。
ありがたいセール品コーナーも。上質な生地は購入に躊躇してしまい、結局セール品から布をGETしました。
洋裁好き〜洋裁レベルの高い人まで満足して生地選びが出来る生地屋さんなのがよく伝わりました。日本人が来ることも中々ないだろうお店、緊張感もあったのですが店員さんの応対が親切で、温かい気持ちにさせてくれた生地屋でした。
ドイツ・メミンゲン歴史を感じる街で手芸用品を見るのは楽しいひとときでした
今回は、「【ドイツ手芸レポ】洋裁好きに愛されるドイツ老舗の生地屋「Schwenger Stoffe」に行ってきた。-メミンゲン編-」について綴っていきました。【アウグスブルク編】でも綴ったのですが、通える場所にこんなお店があれば嬉しいなと、とこの記事を書いていて切実に思いました。
もし南ドイツ旅行にいくご予定があれば、バイエルン州の都市メミンゲン(Memmingen)を候補にぜひ検討してみてください。城壁や、教会、古い街並み。ドイツの歴史を感じられる静かで良い街でした。
ドイツに行かなくても、日本にないデザインが魅力のドイツの手芸用品メーカー「Prym(プリム)」や、ファッション+洋裁雑誌「burda(ブルダ)」は日本でも入手出来ます。編み物が出来る方は、ドイツ老舗「schachenmayr(シャッヘンマイヤー)」の毛糸も。
ヨーロッパの風を手芸ライフに取り込んでみてはいかがでしょうか?最後まで目を通していただきありがとうございました。
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