リネンシャツ。とても肌触りが良くて、風通しも良くて、暑くなる季節に1着あると便利ですよね。
そんなリネンシャツがもし、破れて穴があいてしまったら!
なおして使いたいと思いますよね。
今回は、破れてしまったリネンシャツの補修にチャレンジしてみました。お家時間・手芸好きな著者による、工夫したことや補修過程。簡単に補修できる便利グッズも発見したのであわせてご紹介します。
そんな方にオススメの記事です。
それではスタート。
【補修前】破れたリネンシャツの状態は?
こちらは、ユニクロのプレミアムリネンシャツ。
後ろ見頃の裾付近に、L型の穴が空いてしまいました。
3cm×3cmサイズほどに収まるL型の穴。綺麗に元通りにできるのか?補修する方法をまず考えました。
補修方法を考える
破れて穴が空いてしまったリネンシャツ。パッと頭によぎった補修方法は、
「かけはぎ」は、穴の空いた周りの繊維に近い糸を使って、織り込む方法。テレビでかけはぎ職人さんを見かけて、その完成度にとても感動した記憶があります。
チャレンジするには手間や技術が必要そうです。
「刺繍する」
穴の箇所にワンポイント刺繍。あえて見せる刺繍を施す方法も。
「愛らしいお直し ダーニング」を知り、いつかダーニングもやってみたい。
以前、シャツに穴が開いたときにワンポイントでハートの刺繍を入れました。結果そのハートが気になって着用しなくなったことが頭によぎり今回は他の手段を選ぶことに。
「当て布して周りを縫う」
穴が空いた箇所に近い布を用意し、縫い合わせる方法。頭に浮かんだ、3つの方法の中で自分でも綺麗に補修できそうと思った方法です。
目指す補修の完成形は、「パッと見ても穴の状態がわからない状態!」
「当て布で周りを縫う」ことでその完成形に近づけたいと思います。
リネンシャツ補修の過程
用意したもの
補修布を用意
リネンシャツの色味や質感に近い布を用意します。今回は、シャツの前立て(ボタンがある箇所)の裏面から
穴が隠れるサイズに生地をカット。補修布として利用します。
生地を移植して、まるで服の手術のよう。
リネンの端をほつレーヌで固める
布の端がほつれないように処理。ほつれ止め接着剤ホツレーヌを用意(1本あると便利)。
ぬりぬり。
このボンドの注意点は、乾くと若干布の色が濃くなること。写真はまだ塗って間もないので乾いていませんが、乾燥後も若干ボンドの跡が残ることもあるので、見える箇所の塗布には気をつけてください。
でも、ボンド塗るだけで、布の端がポロポロと糸が出る心配がないのでとても便利です。
破れた箇所にリネンを仮止め
穴の箇所の裏面から当て布をまち針で仮止めします。
刺繍枠があると、作業がスムーズでした。100均でも竹製の枠があります(ですが、クロバー製の刺繍枠がマスト)。
縫い針で周辺を縫う
リネンシャツに近い糸を用意。刺繍糸にちょうどいい色味がありました。あとは、縫い針でチクチク縫っていきます。色味が似ている糸を使うと、ジグザクした縫い目も思いのほか、目立つことがなくて気楽に縫うことができました。
完成!
縫い合わせ完了。裏面から補修した箇所をみると、光に透けて目立ちますが、
表からみてみると、完璧にみえない!とまではいきませんが、程よく馴染んだ印象に。
【補修後】シャツの状態は?ビフォーアフター
穴が空いた箇所に、リネンシャツの前立て裏面の布をカットして移植したことで、そこまで目立つことなく補修することができました。
簡単に補修する便利なアイテムとは?
補修するために、前立ての裏からカットするのは抵抗がある。そもそも布をカットして針でチクチク縫うのが面倒!という方におすすめなアイテムを発見しました。
リネン製の補修布テープです。テープの裏面は強粘着。好きなサイズにカットして貼るだけ!
色も何色かあるのでぜひ活用してみてください。
まとめ
今回は、「リネンシャツの破れを補修してみた。工夫したことやってみたこと」について綴ってみました。シャツの見立て裏面から布をカットして、シャツの穴に移植したことで、比較的目立つことなく穴を塞ぐことに成功しました。おうちに普段からあると便利な道具は、
簡単に補修したいならリネン製の補修布テープもおすすめです。
自分で補修することで、さらに服への愛着もふくらみます。ぜひ補修したい方のご参考になれば幸いです。
今回補修したシャツ、自分のものではなく頼まれたモノでした。補修後のシャツを見て「おおーいいやん。」と言ってくれました。リネンシャツがふたたび活躍してくれたら嬉しいです。
楽しいお洋服ライフをお互い過ごしてきましょう。
最後まで目を通してくださりありがとうございました。
▼リネンの破れ・穴の補修を簡単に