酷暑の8月。浴衣で京都は大丈夫?ここ数年の夏の暑さは尋常じゃありませんよね。平気で連日35℃を超えてきます。そんな夏の暑さが厳しい8月。浴衣を着て京都に行ってきました。長年着ていない浴衣、でも浴衣姿で観光したい。
「当日着付けが崩れたら…」
「浴衣が苦しくて、倒れたら…」
「やっぱ浴衣はやめとこうかな…」
不安はよぎりつつ迎えた当日。昼から夜まで徒歩で動き回りましたが、結果、暑さから体調も崩れず、そして浴衣が着崩れることなく京都観光を楽しむことが出来ました。
今回は8月の京都へ浴衣で観光した実体験の暑さの体感、どうやって暑さを乗り切ったか?失敗談も交えて綴っていきます。
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8月の京都の気温は?
2023年8月の気温は、ほぼ35度超え。加えて京都の地形は盆地で、湿度が高いです。この気温を見て不安を感じたなら、浴衣を着てもおかしくない9月にするのも手です。
今回訪れた日の京都の最高気温は37度超え!雲一つ無い晴天で太陽がギラギラでした。ただ幸い、台風前の影響か風があってカラッとさも感じる気候でした。
実際体感した京都の暑さ
アスファルト暑すぎる
河原町エリアをメインに昼から夜まで観光していました。日中は太陽光が容赦なく降り注ぎ、歩けば速攻、汗が滲みます。舗装されたアスファルトの照り返しもすごい。日傘で、上からの光線をシャットアウトしても、下から照り返す光と熱が容赦なく襲ってきます。
風情ある石畳も熱い
京都らしい風情ある石畳の道。猛暑の夏のなるとピカーっと光を放ち、見るからに暑そうな道へと変貌。普段人の多い道も、日中13−14時頃は人もまばらでした。
人通りの多いところはムワッと
道幅が狭まる道も多い京都。人が密集しやすくムワッと湿度が上がります。観光で海外旅行客も多く、熱気と湿度で異国感すらありました。
自然があるところは(若干)涼しい
八坂神社に向かった先にある円山公園。道がアスファルトから砂利混じりの土に変化し、池や木々も沢山ある公園付近では、外でも涼むことができました。いかにアスファルトが暑いかを思い知らされます。
浴衣の袖下をすっと通り抜ける風を感じつつ、木陰でのんびり語らいつつ休憩。浴衣の心地よさを感じられる瞬間でした。
円山公園
場所:〒605-0071 京都府東山区円山町
こうやって暑さを乗り切った
常に水を飲む
常日頃、水を飲む習慣がある方なら大丈夫ですが、とにかく水を飲む。ことあるごとに水分補給してました。常に「体をうるおす。」ことを心がけたおかげで、バテることもなく観光出来ました。
美味しい甘味処へ行く
美味しい甘味処で味わう至福のとき。事前に甘味処をチェックし伺ったのは、わらび餅で有名な「ぎをん 小森」。わらび餅パフェを頂きました(かき氷やひやしぜんざいなど悩みまくる)。
汗を沢山かいて動き回った疲れを吹き飛ばしてくれます。ボリュームもあり大満足◎趣のある京町家でいただく和スイーツ。浴衣で行った価値もあるステキな空間でした。オススメ!
ぎをん 小森
場所:〒605-0087 京都府京都市東山区元吉町61
自然のある環境に行く
京都は、河原町のような街中でもすぐ鴨川があったり、自然の風情がところどころにあります。人混みやアスファルトの熱気から逃れ、自然がある公園の木陰エリア(先ほどの円山公園)や鴨川のような広々した場所でぼーっと過ごすことで体の熱もひき、心地よく過ごせました。
クーラーの効いた施設に行く
日差しも若干落ち着いた夕方ごろ、それでも外は気温・湿度はまだまだ高い。そんな時に訪れたのは、「立誠ガーデンヒューリック京都」。
ホテルと商業施設を併せた複合施設「立誠ガーデンヒューリック京都」は元々小学校でした。高級感と開放感ある空間は、浴衣姿でも立ち寄りやすく助かりました。
施設内には、ブルーボトルコーヒー(京都木屋町カフェ店)、線香や和の雑貨を扱うお店も。お手洗いも1Fにあって(とても綺麗!)、お化粧直しに助かりました◎
立誠ガーデンヒューリック京都
場所:〒604-8023 京都府京都市中京区備前島町310−2
失敗・後悔したこと
ファンデーション毛穴堕ちした
普段リキッドファンデを利用しています。汗でとけ毛穴落ち。お粉を持っていきましたが、対応したところでベースがこれじゃ…。
薄づきにする!と決めても、気合いが入っていました。ナチュラルさを心がけるべきでした。
靴擦れした
浴衣にあうサンダルをチョイスして履きましたが、長時間ゆっくり歩いても、足に擦り傷が出来てしまいました。下駄や普段履き慣れないサンダルを履く時は、絆創膏も一緒に持っていけばよかったです。
バッグのサイズ小さすぎた
浴衣姿に合わせるバッグ。小ぶりのものが可愛いと持っていきましたが、水のペットボトルが入るサイズのバッグを持っていくべきでした。
日傘は必須だった
浴衣に合わせるいい日傘もない&軽装でと、日傘は持っていきませんでした(普段から使う習慣がない)。日傘はあったほうが良い!直で当たる日差しを緩和させないと皮膚が焦げそうなほどの日差し。日傘はマストアイテムでした(ありがたいことに相手の方の日傘をシェアで乗り切る)。
浴衣の夏の京都は意外と快適!?その理由
浴衣姿で涼やかに過ごしたいものですが、猛暑で昼からの京都は容赦なく汗だらけに。
そんなことを聞くと夏の京都で、浴衣着るのも躊躇するかもしれません。ですが、普段洋服では出来ない体験をしました。それは、浴衣では帯周りをピシッと縛っているからか、
服を着ている時より、シャキッとして気分が良い!
洋服では、汗だくになると服がべちゃっとしてだらしない気分で不快さが増すのですが、浴衣では、腰周り、胸周りがパシッとちょうど良い位置&ちょうどいい強度で締めらていることで、シャキッとした気分で不快感が上回ることなく夜まで過ごせました。
また、浴衣の補正にタオルを巻き、汗をしっかりタオルで吸ってくれたのも良かったです。ダラダラ汗が流れず吸収してくれました。
シャキッと着付けがキマると案外快適。気分良く京都の夏も過ごせました。
不安だったけど、浴衣は着崩れませんでした!
「京都で観光中、浴衣が着崩れたらどうしよう。。。」問題。この記事を読んでる方も、この点に不安を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか?
実際、着てみてわかったことは、
「ちゃんとポイントを抑えていれば、余程のことがない限り着崩れない。」
ということ。YOUTUBEの浴衣着付け&帯動画を参考に自分で着付けました。初心者でもわかる内容で沢山動画があり、ありがたい時代です。
著者自身は、全くの初心者というわけではなく、半年前に初心者向け着物着付けのレッスン経験あり。おかげで、紐を縛る位置や縛る強さ、どう見せたら綺麗か?をある程度習得してた経験があったことが、より綺麗に崩れることなく浴衣を着ることが出来たと感じています。
レッスンは数ヶ月でしたが、「着付けに行った価値がようやく生きたなぁ。」としみじみ感じた今回の京都観光でした。
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まとめ
今回は、「【初】酷暑の8月に浴衣で京都に行ってみた。体感は?暑さの乗り切り方や失敗談」について綴ってみました。
夏の暑い京都。浴衣で観光する不安を、少しでも解消できる参考になれば幸いです。
浴衣を着ると、普段訪れていた京都もイベント性が増し楽しめました。今回の観光では、外国人の方に写真をお願いされたり、「似合ってますね。」と嬉しい声をかけて下さったり。浴衣で京都に行くのは少し恥ずかしさもありましたが、行く価値が充分にありました。
夏の暑い京都ではありますが、対策や涼む過ごし方を心がけ、浴衣での京都観光をぜひ楽しみましょう。
汗対策やってよかったこと3選
→【独自】暑い季節でも涼やかに!浴衣の汗対策やってよかったこと3選
最後まで目を通してくださりありがとうございました。
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