ずっと作りたかったブロックチェックの服。
洋裁本『オーダーメイドスカート―skirt入門/水野 佳子 著』の中からブロックチェック生地でロングフレアスカートを作りました。2004年の洋裁本ですが、スカート作りの基本をしっかりと学べるだけでなく、時代を経てもオシャレでシックなスカートの着こなしで観賞用としても楽しめる美しい本。
洋裁初心者で、ウエストゴムのスカートが作れるようになり、本格的なおしゃれスカートに挑戦したい時にとても参考になる一冊です。
今回は、実際にブロックチェック生地で作ったロングフレアスカートの着画、アレンジした所や感想を綴ります。
完成したロングフレアスカートの着画
正面からみたブロックチェック地のロングフレアスカート。少し厚みのあるコットン生地で縫いました。「ブロックチェック生地でいつか服が作ってみたい!」と念願のスカートが完成。生地に厚みがあるのでフレアもふっくらと動くのが心地良いです。
スカートをひろげた所。厚みがある生地も、バイアス裁ち(布地を繊維の目に対して斜めに切ること)で縫えば、布がひらっと自然になびく。
布の特性をしり服作りがさらに楽しくなりました。チェック模様のシンプルさが好きですが、特に斜めチェックは、柄の固さが和らぐ印象で、個人的に気に入っています。
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横からみたブロックチェック地のロングフレアスカート。程よいAラインに広がり個人的に好きなシルエットになりました。(表裏の柄があってたらと写真をみて思う。)
背面からみたブロックチェック地のロングフレアスカート。着丈は84cm。ウエストベルトは4cm幅です。アクティブな私には動きやすい程よいフレアで秋に活躍できるアイテムが出来ました。
参考にした洋裁本
水野佳子さん著の洋裁本『オーダーメイドスカート―skirt入門』は絶版で中古本なら入手可能。基本形のスカート3種類に、アレンジパターンで計14種類のスカートが作れます。裏地付きスカートを作る過程を、写真付きで丁寧に解説が載っています。
アレンジしたところ
布の裁ち方
今回参考にしたスカートは、「ゴアードスカート ( P.10 )」
ゴアードスカートとは、数枚の台形や三角形のまちを継ぎ合せて作るスカートの事。書籍では、
大きな柄は切り替え線で柄をずらして幅の連続性を絶ったほうが細く長く見えます
『オーダーメイドスカート―skirt入門』より
と書かれていました。
ですが、大柄のブロックチェックの流れを裁ちたくないなと思い、型紙は4枚に布を裁ちですが、2枚(表・裏)で作りました。(結果、布を裁つ手間が減り楽ちんでした。)
ウエストベルトの幅
洋裁本『オーダーメイドスカート―skirt入門』では、ウエストベルトの幅が2.5cmと細めのデザイン。骨盤ががっしりしている私には、少し物足りなさを感じて4cmに変更しました。
スカート丈
洋裁本『オーダーメイドスカート―skirt入門』では、スカート丈は77cm。足首がみえる程の丈感が自分の体型ではバランスが取れるかなと思い、84cmに変更。(中途半端なスカートの丈は足太には難しいので長めに…)
ロングフレアスカートを作るために選んだ布
生地は、少し厚めの綿生地。大柄のブロックチェックには目がなく即購入!(しかもセール品)。布地にツヤもなくボソボソっとした表面で服地には向いてないかなと思っていましたが、バイアス裁ちによる布のフレア感と、程よい布の厚みで思っていた以上にいい仕上がりになりました。
140㎝幅1.7mで作りました。
なぜか惹かれるブロックチェック。大柄なチェックはとくに魅力を感じているのですが、なかなか大柄なチェック柄を店頭で販売しているのを中々見かけません。
この布地のブロック幅は約7cm×7cmです。
▼通販で買えるブロックチェック生地
洋裁本『オーダーメイドスカート―skirt入門』から素敵なロングスカートが作れました
今回は、洋裁本『オーダーメイドスカート―skirt入門/水野 佳子 著』の中からブロックチェック生地でロングフレアスカートを作りました。2004年の洋裁本ですが、未だにペラペラとページをめくってはワクワクできる好きな洋裁本です。
いつもパンツスタイルだった私も、この本から本格的なスカートが作れるようになってきてスカートの着こなしを楽しんでいます。
ぜひきになった方は、書店には置いてないので古本でぜひGETしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼水野佳子さんの本は他にも
▼『オーダーメイドスカート―skirt入門』より。他のスカートも挑戦しました
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